中国・遼寧省(りょうねいしょう)南部の街、丹東市には北朝鮮との国境があります。
国境は鴨緑江(おうりょくこう)という川で隔てられており、北朝鮮側の新義州市(シニジュし)が接しています。
鴨緑江には中朝友誼橋(中国側の正式名称は鴨緑江大橋)と言われる橋が架かっており、鉄道と自動車が通行できます。
橋は2本ありますが、片方の橋は朝鮮戦争の際、アメリカの空爆により破壊されており、現在も橋げたの部分のみとなっています。
橋は2本ありますが、片方の橋は朝鮮戦争の際、アメリカの空爆により破壊されており、現在も橋げたの部分のみとなっています。
この記事では中国・丹東市側から見える北朝鮮の光景と丹東市で触れることができる北朝鮮文化についてまとめてみました。
目次
丹東市から見た北朝鮮の風景
中国丹東と北朝鮮新義州の9月5日の朝。中国時間午前5時54分、平壌時間で6時24分、日本時間で6時54分。曇っているのは大気汚染のせいではなく天気のせい。今のAQI(大気汚染指数)は東京と同じぐらい。
川の手前は遼寧省の丹東、奥は北朝鮮。中朝国境を挟んで、ビルが立ち並ぶ中国と農村が広がる北朝鮮。こんな景色が見れるのも中国東北部の面白さ。vol.13ではそのほかにも20カ所の東北部へ取材に行っています。
景瑜の故郷、中国、東北部にある丹東。橋一本向こうは北朝鮮。🇰🇵北朝鮮のお札が売られていたりチマチョゴリを着ての記念撮影もある。中朝貿易の役7割がこの街の橋を通過。街には20万人以上の朝鮮族が在住。景瑜はこの特殊な背景を持つ街で育ったんだぁ。
丹東が旅のメインになるってすごい時代だな。 今や新幹線も走りマックも出来たが10年前くらいまでは中国ののどかな田舎町だった。 鴨緑江を挟んで眺める北朝鮮・新義州は絶景!国境好きにはたまらない場所だ🇰🇵🇨🇳
国境の町・丹東、かつて日本が造って米軍が爆撃した鴨緑江断橋はそのまま残されててキワまで渡って行けるけど、中国人観光客で溢れるただの観光名所やね。 北朝鮮のハリボテの建造物や動かない観覧車などが見えます 丹东 鸭绿江断桥
中国から北朝鮮へ入国した人の動画
北朝鮮旅行記① 中国の丹東市と北朝鮮の大義州市を結ぶ中朝友誼橋。市場経済を取り入れる中国と、社会主義国である北朝鮮の街並みがどう異なるかがよく分かる。横にいた朝鮮人がこの光景を目にしながらついた小さなため息が印象深い。 pic.twitter.com/BGthiuqSlI
— Ryohei Noda (@ryooohei1023) 2019年5月7日
丹東市は北朝鮮の文化を気軽に楽しめる街
北朝鮮グッズ
北朝鮮との国境にある街、丹東。なんと観光土産として北朝鮮の紙幣が売られている。きちんとケースに収納されコレクションとして見ていて嬉しくなる。紙幣に描かれた水豊ダムは前にも書いたが日本統治下時代の遺産の一つ。見逃せないポイントだ。 北朝鮮
丹東で楽しみにしてたのが、ニセモノの北朝鮮バッヂを手に入れること!中朝国境の川に屋台が出て、バッヂがたくさん売っているというので屋台を見て回ったけど1つも見つからず。「もしや裏から出してくるパターンか」とお店の人に聞いてみると、やはりポケットから出てきた!
中国語はいくつかの単語しかわからないのだけど、「韓国人か、日本人か」と聞いてきたのがわかったので「日本人だ」と答えるとバッヂが登場。明らかにニセモノなのにめちゃくちゃにぼったくろうとする店主と我々の攻防を中国人が取り囲んで観察していた・・・のはまた別の話。
それにしても、少し前までは隠しもせずにバッヂを売っていたらしいのに、現在は全ての屋台を見て回ってもバッヂを見せて売っているところはなく、しかし声をかけるとバッヂを取り出す店が他にもあったのをみると、規制されている?韓国人を警戒しているのだろうか。
一方で「見本」というハンコ(朝鮮語)が押された北朝鮮紙幣はめちゃめちゃ売られていたので、特にバッヂだけが規制されているらしい。粗悪な、明らかにニセモノなのにもかかわらず。ニセモノとはいえ、最高尊厳の描かれたバッヂをおもちゃのように売るな、との指導なのかしら。
丹東のおみやげで北朝鮮の貨幣セットをもらった。1〜5000ウォン札とコインと切手がセットになって50元≒650円だったらしい。2002年発行って書いてあるからデノミ前の旧貨幣。新貨幣の100分の1だから全部で約70ウォン≒6円。うほっ!
北朝鮮ツアー
丹東には中国人観光客も溢れかえっていた。中国内陸部に住む人にとって「北朝鮮との国境を観に行くツアー」は大人気なのだそう。たしかにここは面白い。みなさんも機会があればぜひ丹東行ってみるべし。
取材でヘトヘトなので整体。担当のお姉さんは延辺出身の朝鮮族の方で、なぜか北朝鮮の話題になり「わたしね~こないだ丹東から船で鴨緑江に出て、北朝鮮の沿岸に近づくってツアーに参加したのよ。対岸に着いたら北朝鮮の物売りが近づいてきたんだけど~」みたいなレア話が聴けて半万倍気持ちよかった。
中国の丹東って北朝鮮国境の町から朝鮮1日ツアーと平壌2泊3日ツアーが格安であったので問い合わせしたら「アメリカ人と日本人は価格が10倍以上で北京でビザを取らないといけない」って言われてパチモノ探しに行くのあきらめたことがある
北朝鮮新義州市(8最終回)①遊覧船の中国人とボートハウスから中国人を見る北朝鮮人。②鴨緑江にかかる橋。右の橋は朝鮮統治時代の日本製。③丹東市の北朝鮮レストラン。店員は北朝鮮人、客は韓国の学生。④北朝鮮国境の中国側の注意書き。
ゴールデンウィークに北朝鮮旅行を検討し出したのですが、誰か興味のある方いませぬか!!\(^o^)/ (笑)メーデーの日は平壌で大きなお祭りが開かれるみたいで、市民の人と関われる滅多にないチャンスなんだとか!ときめきませんか?! 北朝鮮旅行
私もすごい興味あります。笑 昨年中国丹東から国境越えを試みましたが、日本人は4泊5日からのプランしか受け付けないと言われ、旅程の都合上参加できず、北朝鮮レストランで我慢しました。 個人的には平壌での年越しツアーが気になってます。笑 北朝鮮旅行 丹東
北朝鮮レストラン
北朝鮮との国境沿いにある中国の丹東市。そこにある北朝鮮レストラン3店舗が今月に閉鎖。 理由は人気が無くなっただけなのかビザの問題なのか定かではない。 まだ他に10店舗もあるらしい。
今回お世話になっている遼寧省丹東市/江都酒店(中国資本の北朝鮮レストラン)、いわゆる中華料理中心となっていますね。香辛料をつかったスパイシーテイスト、リクエストにより大同江ビールや平壌冷麺も提供していました→ ※団体利用時にパフォーマンス実施 中国旅行2018
世界最大の北レス(北朝鮮レストラン)中国丹東の「平壌高麗館」が閉店してかなりの衝撃を受けている。 平壌高麗ホテル直営の北レス、高速鉄道の普及により日本から1泊2日で行けるようになった丹東で気軽に朝鮮の雰囲気を味わえる場所として愛して止まなかったのだが。あぁ美人接待員と冷麺が恋しい。
丹東への行き方
空路(飛行機)で行く
丹東の空港には日本からの直行便はないので、北京、上海、深セン、青島の4都市から丹東へ行くことになります。距離的になことを考えると青島経由、次いで北京経由が近いですね。
陸路(バスまたは鉄道)
中国各都市から長距離バスで行く方法が一般的です。丹東から距離が近い都市だと大連、または瀋陽からのルートをオススメします。
(続き)丹東到着。駅前でまたしても毛さんがお出迎え。よりでかい。 まずは3日後の大連行きの高速バスチケットを無事ゲット。しかしバスセンターに入ろうとしたとたん、非公式バスのキャッチのおっさん達が殺到。共存しているのが中国らしい。
鉄道はもともと北京から平壌まで直通の路線がありますので、その路線で丹東まで行くことができます。というか日本人は丹東で降ろされることになります。瀋陽からも同じ路線に乗ることができます。大連からも丹東へ鉄道で行けます。
中国の高速鉄道は1等が一番コスパ高いかも。丹東から大連まで2等なら1800円だけど、そこに1100円プラスするだけでこのシートピッチ。1等でも2等でも移動中はネットがほとんど使えん。繋がってはいるけど2Gやからね。